野球観戦の楽しみ方4選! こんなに楽しい野球場【初心者必見】

野球観戦にはさまざまな楽しみ方があります。

近年の野球場は、メジャーリーグにならってアミューズメントパーク化しています。

声を枯らして熱い声援を送ったり、スコアブック書きながらマニアックに競技を楽しむだけが野球観戦じゃない!


ひと昔前は、野球場に行く人といえば『熱く応援したい人』か『野球が好きで相当詳しい人』という雰囲気でした。

最近は熱狂的ファンから野球初心者のカップルやファミリーまで、来場者の野球知識も入れ込み度合いも、多様化しています。


そんな様々な層のファンが満足できるよう、球場はあの手この手で楽しませてくれます。

野球は興味ないけどみんなでテキトーに騒いでうまいもの食って写真撮って非日常を楽しむ。

そんな雰囲気が感じられます。

野球好きな上司に半強制で連れて来られた新人社員さんも、野球そっちのけでアイドルの始球式とか球場グルメなんかを楽しむこともできます。


かつては応援団に所属してバリバリ熱い声援を送ってきた僕が、うぶな野球場初心者さんの気持ちになってボールパークの様々な楽しみ方をお伝えしましょう。


野球観戦に誘われたけど気乗りしない』とき、あるいは『野球に詳しくない人を誘うときの口実』として、参考にしてみてください。


野球場の楽しみ方1 プロの野球のプレーを楽しむ

野球観戦のメインは、まぎれもなく野球を楽しむことです。

野球は、世界中で愛されている花形スポーツ。

ルールは複雑ながらよくできていて、非常に面白いスポーツです。

団体戦でありながら1対1の対戦の要素もあり、見応え抜群です。


まして、プレーヤーはこの道を極めたプロフェッショナルたち。

プロ選手のパワー、スピード、テクニックは見ていて惚れ惚れします。


ルールがわからない人でもひと目で惹きつけられるのは、選手の身体能力の高さ。

その運動能力には圧倒されると思います。

・150kmを超える投手の豪速球
・スラッガーの打球の速さや飛距離
・ダイビングやスライディングなどのダイナミックなプレー
・外野からの返球の速さと正確さ

こうしたプレーは、ルールなんか知らなくても理屈抜きに観ている人を魅了してくれます。


経験者や知識が詳しい人にとっては、練度の高い高次元プレーも見物です。

・クイックの速さ
・スイングスピードの速さや力強さ
・果敢でスピーディーな走塁
・内野手の連携プレーの精度

映像を通じて観るのと生で観るのは、伝わるものが全然違います。


球場だと、聴こえる音も全然違います。

ボールがミットに収まるとき『バシッ』という力強い音がします。

打ったときは木製バット特有の『カコン』と良い音が響きます。

個人的には、打球がラバーフェンスにぶつかった『ドスン』という音がツボです。


試合前には両チームのフリーバッティングやノックを観る事もできます。

ブルペンが観客席の目の前に作られている球場もあります。

こうしたハイレベルな野球のプレーを楽しむのは、スタジアムの王道的楽しみ方です。


野球場の楽しみ方2 応援を楽しむ

スタンドでは、応援団を中心に熱気あふれる応援を送り続けています。

かつては僕もこの場にいました。

応遠団はラッパ、太鼓、笛、旗を用いて応援をリードし、一般のお客さんが声や手拍子などで盛り上げます。


応援歌は球団ごとに特色があり、差別化や高度化は年々進んでいます。

主力選手には個別の応援歌があるし、攻撃開始時の応援歌、チャンステーマ、チャンスメイクテーマなどシチュエーション別の応援歌もそろっています。

歌詞もメロディもリズムも、楽しく盛り上がれるように応援団が必死に考えたものです。

チャンステーマは複数あり、重要な局面になるほどより盛り上がれるものが使われます。


こうした応援に乗って、スタンドでは熱狂的な応援が繰り広げられています。

歌って踊れるという点ではライブやフェスにも似た楽しみがあります。

スタンドが一体となった応援には独特な興奮や味わいがあり、こうした応援は野球の楽しみ一つとして確立されています。

知らない人同士でも一緒になって盛り上がれてしまうほどハイになれます。

この一体感が、この熱気が、スペシャルなエンターテイメントです。


野球の勝ち負けよりもスタンドで盛り上がりたくて球場に足を運んでいるファンもいるくらいです。

YouTubeでも、人気の応援歌の動画は多くの再生回数があるようです。

球団の枠を越えた『応援歌ファン』や『応援団ファン』もいるようです。

応援団員にとっては、応援団冥利に尽きる最高の賛辞と受け取れます。


こうした『応援を楽しむ』という行為も、野球場の楽しみ方の一つです。


野球場の楽しみ方3 球場を楽しむ

球場はボールパーク。

昔のように野球観戦だけを楽しむ場所ではなくなりました。

もはやスタジアムそのものが来訪者のニーズに応えるアミューズメント施設となっています。

開けた巨大空間に観客席やフィールドがある。

それだけでも、けっこうな見ごたえがあります。


特色ある座席、そこにしかない応援グッズ、選手プロデュースの食事メニューとかもあります。

選手のパネルがあったり、モニュメントがあったり、オシャレなアートがあったり。

フィールドはカクテル光線に照らされて、輝かしい舞台様に演出されています。

オシャレ空間あり、贅沢に空間を使った広場あり、目を引く奇抜な構造ありと、どこの球場もあの手この手で楽しませてくれます。


球場は大きく分けると、『屋外球場』と『ドーム球場』があり、それぞれに良さがあります。


屋外球場の最大の良さは開放感です。

青空や季節の風を感じながら野球を観るのは心地よいし、夜空を背負って試合を観るのも風情があります。


ドーム球場の最大の良さは、天候に左右されないことです。

雨天中止ほどガッカリすることはありませんが、ドーム球場だと普通の雨で中止になることはほぼありません。

選手も観客も風や日光の影響を受けることなく安心して試合が進められます。

また、一口にドームと言っても、屋根だけを被せた開放的なものや、屋根が開閉するものもあります。


こうしたボールパークを遊び尽くすのも、野球観戦の楽しみの一つです。


野球場の楽しみ方4 イベントを楽しむ

何度も言いますが、野球場は今やアミューズメントパーク。

野球の試合だけではなく、野球をメインとした総合イベント興行となっています。


試合の前後や合間には、様々なイベントが挟まれています。

人気アーティストとのコラボ、楽器の演奏や歌唱、有名人による始球式、キッズショー、啓蒙活動など、様々なイベントが合間合間で登場します。

チアリーダーがダンスを披露したりマスコットキャラクターのショーがあったり、人気OBや他業界の有名人が出てきたりします。

無料でユニフォームや記念グッズを配布する日もあれば、花火を打ち上げる日もあります。

スタメン発表は音と映像で最大限に演出し、ラッキーセブンとなれば両チームの球団歌を流して盛り上げます。

試合後はヒーローインタビューの放映などをして、試合後にグランドに観客を入れてノックまでしてくれる球団もあります。


あらゆる興行を目白押しにして観客を楽しませ、イベントとして非日常を堪能することができます。

中には、球場の企画でプロポーズをしたカップルもいます。

最近はフェス女子と呼ばれる女性たちが、こうした非日常感を求めて野球場にやってきているそうです。


野球ファンだけでなく、カップルや家族が楽しむ場としても充分期待に応えるアミューズメントパークになっています。

野球をイベントの1つとして捉えて遊ぶのも、今や野球観戦の楽しみ方の一つです。


まとめ

以上のように、野球観戦には主に4つの楽しみがあります。

野球に詳しくなくても、好きな球団なんてなくても、スタジアムには楽しい魅力がいっぱいあります。


皆さんもぜひ野球場に足を運んで、野球場の楽しさを味わってみてください。


以上、『野球観戦の楽しみ方4選! 野球場はこんなに楽しさで溢れている』でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。