野球観戦と観光を楽しむ遠征旅行【応援団員監修】メットライフドーム編

おはようございます、元応援団員のハルカです。


野球観戦の楽しみの一つは、遠征です。

ふだんは最寄りの球場に行くのがやっとだけど、たまには時間を都合してお金を工面して、遠くの球場に出かけてみたくなりますよね。

遠征慣れしている応援団にとっても、遠征は毎回ワクワクするし楽しいものです。


プロ野球は、12球団の本拠地をメインに全国津々浦々で開催されます。

滅多にいかない球場で試合を観て、試合の前後に観光をして、地元のうまいもの食べて、夜はちょっとリッチなホテルで贅沢に過ごしてみる。


野球と旅行をセットにした最高の一日になりますね。


応援団員として全球団の本拠地を巡って来た僕が、各球場の特徴や良さ、球場へのアクセス方法、さらには周辺の観光スポットなんかについて、オススメ記事を書いてみたいと思います。


今回は、『メットライフドーム編』として、埼玉西武ライオンズの本拠地、メットライフドームへの遠征について色々書いてみます。





メットライフドームについて


まずは、埼玉西武ライオンズの本拠地、メットライフドームがどんな球場なのか、ご紹介します。


球場の特徴

メットライフドームは、埼玉西武ライオンズの本拠地です。

ドーム球場なので、雨天の心配を気にせず安心して遠征できます。

ただし、屋根をかぶせただけなので、通路の売店で買い物中に雨に濡れることがあります。


ネーミングライツにより、何度か名前を変えてきました。

2022年3月1日からは、ベルーナドームに名称が変わります。


グランドは人工芝。

両翼100メートル、中堅122メートルというサイズです。

ホーム側が三塁ベンチにあります。ホーム側の応援席がレフト側、ビジター応援席はライト側に位置します。

両翼の外野スタンドは入口で分けられているので、自由に行き来できません。


つい最近までは、外野スタンドのほとんどが芝生の丘陵というユニークな球場でしたが、2021年から椅子が常設されました。

あの特徴が好きだったので、少し残念な気持ちです。


電子オルガンが常設されていて、試合の内容や進行に合わせて演奏されます。

応援団として、特に不満はないです。


球場までのアクセス方法

メットライフドームは、所沢市大字上山口にあります。

アクセスはいいですが、都内から行くには少し離れています。


◇最寄り駅

西武狭山線・山口線(レオライナー)がもっともラクなアクセス方法です。

西武球場前駅で下車すると、目の前が球場です。


◇自家用車

東京都内の場合、青梅街道 芋窪交差点から10分くらいです。

埼玉県内の場合、圏央道入間ICから20分くらいです。


球場に駐車場があります。

ボックスシート購入の特典として利用できる駐車スペースがあります。

ただ、試合後はけっこう混みます。


球場のみどころ

屋根を見上げると、日本一になった年のタペストリー?が掲げてあります。

その圧倒的な数量は壮観で、このチームが常勝チームであることを見せつけられます。


売店で買い物するとポイントが溜まるのが、何だか嬉しく感じます。

球場の内外に売店が多く、何だかお祭り気分を楽しめます。

場内アナウンスの男性DJの声がかっこいいです。

僕の中では、ここのアナウンスが12球団で一番いいですね。

一方、ウグイス嬢が、練習中の敵チームの某選手をイジることが一時期話題になりました。


試合後はグランドに入れてくれるので、選手目線で球場を楽しむことができます。

サラリーマンノックなどの企画もあります。

僕も応援団をやっていなかったら、試合後はすぐにグランドに駆けつけたいくらいです。

試合後のこうした企画により、観客の帰宅時間が分散されて、電車の混雑が少し緩和されているようです。




メットライフドーム周辺のオススメスポット

球場付近には西武遊園地以外何もないところなので、所沢か池袋に戻ることがほとんどです。

池袋はそこそこ離れているけど、西武電車で一気に行けるので不便さはないです。

ちなみにお上りさんの僕は、初めて池袋駅に来た時に駅が大きすぎてなかなか構内から出られませんでした。


遊ぶ

僕は、土屋太鳳さんのCMを見て、西武鉄道に乗って飯能に行ってみました。

なかなか動機がミーハーです。

めしのう、じゃなくて『はんのう』です。

ちちんぶいぶい、あのCMで紹介された場所はだいたい行った気がします。

どこも良かったですよ!


観る

池袋西口公園は好きなドラマのロケ地だったので、時々立ち寄ることがあります。

まあ何もない公園ですけど、何か好きです。

ついでにサンシャインとか水族館とか行きます。


食べる

乗り換えでたまたま寄った練馬駅の構内にある『Dexee Diner』のランチはめっちゃ良かったです。

所沢なら『tocottoキッチン(トコットキッチン)』、池袋なら『聚福楼』も好きです。


泊まる

球場から徒歩で泊まりたいときは『観音閣』っていうホテルがあります。リーズナブルです。

所沢まで戻るなら『所沢第一ホテル』『所沢パークホテル』はホスピタリティが良かったです。

あとは、一気に池袋まで戻って泊まることも多いです。





モデルケース ~埼玉遠征の一例

過去に僕が体験した『埼玉遠征』を再現する形で、遠征の一例を示してみたいと思います。

ナイトゲーム2試合を観戦するため、2泊3日という遠征プランを組んでみました。


1日目 築地と靖国神社と野球観戦

築地市場が豊洲に移転する前のお話です。

所沢に向かう前に、まずは都内でランチをすることにしました。

『築地寿司いちばん』でお寿司のランチ。

贅沢をすると、とっても気分が上がります。全品が美味でした。

ランチの後、少し市場をぶらついてみました。


お昼を食べたら、電車で市ヶ谷駅へ。

靖国神社を参拝します。


僕は別に特別な思想もないし、政治的にも何もありません。

ただ単純に、神社をお参りしようと思っただけです。

靖国神社は、数年に一度くらいのペースでお参りしています。


靖国神社を出ると、今度はいよいよ球場に向かいます。

移動時間はじゃっかん長めです。

メトロで池袋に行き、池袋駅で西武線に乗り換えます。


西武球場前に到着。

改札を出たら、もう目の前に球場があります。

でも、まずはホテルにチェックイン

徒歩5分程度の好立地にあるホテル観音閣に泊まります。

部屋の窓からは、ドームの屋根が見えます。


開門前に球場に到着。

球場の中に入ったら、まずは応援エリアで応援の準備をします。

このあたりの手順は、どこの球場でも変わりません。

応援準備が終わると、軽く食事を済ませます。


そして18時に試合が開始。

試合中は、とにかく全力応援です。

この日も両チームの選手は最高のプレーを行い、観客を十分に楽しませてくれる試合を見せてくれました。

(今回の記事は旅行の紀行がメインなので、応援の様子は省略します。もちろん命を懸けて全力で応援してきました。)


試合中、毎度のことながら、いろんな方々から差し入れをいただきます。

おかげで、様々な飲食物をいただきました。

本当にありがたいことです。


試合が終わると、グランドが観客に開放されます

内野を除き、誰でも自由にグランド内に入ることができます。

さっきまで選手がプレーしていた場所に自分たちが立てることは、このうえなくワクワクさせてくれます。

神聖なグランドに立ち入らせてくれるなんて、ファンに対する上質なサービスと言えます。

日によっては、元プロがノックを打ってくれる企画まであります。

腕に自信がある人は、グローブ必須で野球観戦です。


僕たち応援団員は、試合後のセレモニー(勝った場合)とかミーティングとかがあるのでグランドに入ってキャッキャと騒ぐことができませんが、こうしたサービスをしてくれるなんて、良い球場だなと毎回思います。


こうしたサービスを実施することによってファンの帰宅時間が分散されるという効果もあります。

どうしても試合直後の電車は満員になるし、車道も渋滞しがちです。

それを少しでも解消するためにこうしたサービスを提供しているのかもしれません。


応援の片づけやミーティングなどを終えると、僕も球場を出てホテルに戻ります。


電車は相当混み合っているようでしたが、球場から徒歩5分のホテルを取っていると、とても快適に部屋に戻れます。

球場周辺に泊まるデメリットとして、『周囲に飲食店や遊ぶところがないこと』が挙げられますが、それでもこの便利さは捨てがたいものがあります。

正直、旅行の疲れと応援の疲れでクタクタなので、どこにも遊びに行かずただ寝るだけですし。


応援による心地よい疲れと、快適な部屋の癒しに包まれながら、そのままベッドに沈み込みました。

初日はこれでおしまい。お疲れさまでした。


2日目 浅草と上野博物館と野球観戦

昨夜、ファンの方から差し入れて頂いたサンドイッチなどを頬張りながら、ホテルでゆっくりめの朝を過ごします。


いったん埼玉を離れ、東京都内に戻ります。


まずは、浅草へ。

浅草寺でお香を嗅いだり、辺りをぶらついたりします。

空高くそびえる東京スカイツリーの姿も見えます。


続いて、上野博物館へ。

僕は『無類の科学館好き』ですが、上野博物館は特に好きです。

展示物を一日眺めていても全然飽きません。

何度も訪れているのに、毎回発見があって楽しめます。

知的興奮を思う存分に味わえます。


博物館のあと、アメ横を少し歩いてみます。

お洒落なサングラスがあったので、購入してみました。


また電車に乗り、球場を目指します。

目的地は西武球場前駅ですが、その前にいったん所沢駅で下車して、ホテルにチェックイン。

今日は、所沢第一ホテルに泊まります。


ホテルで少し仮眠を取ったあと、開門前に電車で球場へ。

今日もナイトゲームを観戦します。


球場での様子は昨日と同じです。

この日は、前夜とは違った試合展開でしたが、やはり両チームの選手は最高のプレーを行い、観客を十分に楽しませてくれる試合を見せてくれました。

僕たち応援団も、すこしでも選手を後押しできるよう最大限の応援をしてきました。


試合後、ミーティングや後片付けを終えると、電車でホテルに戻ります。

ファンの方から差し入れで頂戴したパンやビスケットなどをいただきながら、優雅にくつろぎます。


旅の疲れと応援の疲れが心地よく、充実感のままゆったり眠りにつきました。


3日目 

最終日は、府中にある東京競馬場に向かいます。

ここで、いくつかのレースを楽しみました。


競馬場というと、抵抗がある人もいるかもしれません。

『怪しげな人たち』や『悪い人たち』が集まるというイメージもあるだろうし、『不健康なイメージ』もあるかもしれません。

ギャンブルを嫌悪されている方もおられると思います。


しかし、競馬場は、かなり明るくてクリーンな場です。

アミューズメントパークとして、野球場に負けない魅力があります。

清潔感があるのはもちろん、いかがわしい雰囲気はないし、危険もありません。

解放感や非日常感にあふれていて、たまの休日を競馬場で過ごすのは、まったく悪くありません。


念のためお断りしておきますが、僕はギャンブルはおススメしません

『ギャンブルでお金を稼ぎたい』と思っている方には、やめたほうがいいとアドバイスしたいです。

素人が勝負できるほど甘くないし、そもそもギャンブルは主催者が勝つような仕組みに作られています。

それでも勝負したい方は、公営ギャンブルの控除率を調べてみてください。

いかに無謀な挑戦なのかわかると思います。


僕がおススメするのは、あくまでギャンブルではなく『スポーツ観戦の感覚』としての競馬観戦です。

『馬券に賭ける』と思えば『負けた』という感覚が残るし、ヒートアップして投入金額が大きくなりがちになってきます。

『野球観戦時にチケットを購入する』ように、エンターテイメントを楽しんだ対価としてお金を使えば、負けても惜しくありません。

また、あらかじめ『今日は1,000円まで』など使う金額を決めておけば、身を崩す心配もなくなります。


スポーツ観戦としての競馬は、なかなか見ごたえがある娯楽です。

ゴール前の競争は手に汗握るし、血統をめぐるドラマはロマンティックでもあります。

みなさんも欲や野心を忘れて、スポーツとしての競馬を楽しんでみてください。


この日は競馬場でランチを済ませ、そのまま東京都内まで戻って帰路につきました。


最終日は特に野球と関係ありませんでしたが、こうした観光とかぶらり旅と抱き合わせることで、野球遠征がさらに思い出深いものになる気がします。


今回の遠征も、3日間思う存分楽しむことができました。

また次の遠征が楽しみで仕方ありません。

次回の埼玉遠征では、西武鉄道で秩父の旅に出かけてみたいと思います。





まとめ

野球観戦の醍醐味である『遠征』。

埼玉は関東にあってアクセスが良いので、アプローチしやすいのが良いですね。


芝生のスタンドがなくなったのは残念ですが、試合後にグランドに入れるなど、解放感の良さは相変わらずです。

球場外や、スタンド後方の通路に立ち並ぶ屋台も、お祭り気分で気持ちを高揚させてくれます。


皆さんも、野球観戦はもちろん、『観光』や『グルメ』など、埼玉遠征を存分に楽しんでみてください。


次回、また別の球場への遠征を取り上げてみたいと思います。


以上、『野球観戦と観光を楽しむ遠征旅行【応援団員監修】メットライフドーム編』でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。