メジャーで大活躍!大谷翔平選手のすごいとこ思いつくまま挙げてみた

2022年1月23日

おはようございます、元応援団員のハルカです。


メジャーリーガーとして活躍する大谷翔平選手ですが、今季(2021年)は特に優れた成績で大活躍中しました。

投打でトップクラス。

もはや『日本人の中でもっとも野球ができる選手』とも言えるでしょう。

野球に関心がない人の中にすら、大谷選手のファンは大勢います。

野茂英雄氏、イチロー氏のときのような、国民的人気選手です。


大谷選手は何がそんなに人気なのか?

具体的に、どこがどうすごいのか?

正直いって、コアな野球ファンや有識者ですら、実は『大谷選手の本当のすごさ』は理解できていない可能性があります。

もちろん、そういう僕自身もそうです。

『投手単独』あるいは『野手単独』なら、ある程度は自分なりの野球観のなかでテキトーに評価することができます。

大谷選手が『その枠だけでは評価できないかも』と思わせるのは、『二刀流』だからです。

いままでの野球の常識だけでは測れないというか、三次元の事象を二次元のモノサシでわかったような気になっているような掴みどころのない感覚があります。


『大谷選手のすごさを本当はわかっていないかも』という前提で、今回あえて書いてみました。

大谷選手がどのくらいすごいのか、思いつく限りの言葉で言い尽くしてみたいと思います。




二刀流がすごい

大谷選手と言えば、二刀流!

投手としても一流、野手としても一流ということを、活躍をもって証明しています。


二刀流としてプロ入り

大谷選手は、日本ハムファイターズに二刀流の選手として入団しました。

日本にいる間は、二刀流として渡り合いました。

投手としてパ・リーグの強打者たちを討ち取り、打者としてパ・リーグの好投手たちを打ち崩しました。

投手としても野手としてもベストナインに輝いたことがあります。

『大谷投手は、打者・大谷と対戦しなくていいから他の投手より楽』なんて言葉も聞かれました。


そして、そのままメジャーに行っても二刀流を継続しています。

僕は正直『メジャーで二刀流が通用するわけがないだろう』とか思っていました。

日本人選手はみな『一刀』が通用するかどうかで四苦八苦しているというのに。

そして、素人の僕の予想を大幅に覆す大活躍。

僕も大変失礼な予想をしたもんです。


ただ、当時の常識に照らし合わせれば、『二刀流がメジャーで通用しないのでは』という僕の想像はそんなに的外れなものじゃないはずです。

むしろ、大谷選手の活躍ぶりの方が、常識はずれというか規格外というか。

それまでの野球選手の限界の枠をぶち壊しています。


二刀流の大変さ

投手と野手の兼任は、簡単なものではないです。

内野と外野を兼任するのとは全然違います。

『ローテーション投手』と『野手』では、調整方法も練習方法も試合への臨み方も、大きく異なります。まったく違う競技をしているのではというくらい違います。

その中で、どういう練習をして、どういう調整をして、どういうコンディションを作り、どういう心境で試合に入っていくのか。

おそらく、一般人にはもちろん、並みのプロ野球選手にすらわからない困難とか壁とかがいくつも存在している気がします。

冒頭で『コアな野球ファンや有識者ですら、本当のすごさが理解できていないのでは』と書いたのは、そういうことです。

前例がなく、適切な方法があるかどうかもわからない中で、それらの困難や壁を乗り越えているのでしょう。

それがどのくらい困難で、どのくらい価値があることなのか見当もつかないところに、また凄みを感じます。


二刀流を継続するのか

ファンとして本音をいえば、どちらかに専念して欲しいという気持ちは今でもあります。

身体への負担は大きいでしょうし、練習時間を分散しないといけないデメリットもあります。

投手・大谷に対する相手からの報復行為が、打者・大谷に直接及ぶ場合もありえます。

そもそも右投げ左打ちの大谷選手は、打席に入ったとき死球で利き腕を痛めるリスクが高めです。


どちらかに専念するなら、僕はもちろん打者としての大谷選手がどこまで深化するかを見たいです。

ただ、本人が二刀流にこだわりをもっているし、周囲もそれを認めているし、期待もされています。

今後二刀流選手なんて二度と現れないかもしれないことを思えば、このまま独自の路線として二刀流を貫き通すのもアリなんだろうかと最近思い始めました。




投手力がすごい

大谷投手は、先発型の右の本格派です。


ストレートは最速165キロ。

見た目にもかなりの威力を感じます。

それでいて制球力は抜群。

変化球も精度が良く、スプリットやカーブといった持ち球を得意としています。

ピンチに強いのも、大谷投手の武器の一つです。


メジャーでは先発投手は試合中盤で降板しますが、大谷投手はおそらく完投能力も高いと思います。

また、日本にいた頃は国際大会でも好投していて、大舞台でも高いパフォーマンスを存分に発揮しました。




打力がすごい

大谷選手は、左打ちのスラッガーです。

素人目にもわかるほど、スイングに力強さがあります。


2021年の打撃成績は圧巻です。

日本人選手がホームラン王を争うなんてことは初めてです。


今まで、日本で30本塁打以上を記録してメジャーに挑戦した選手は何人もいました。

松井秀喜選手、中村紀洋選手、福留孝介選手、松井稼頭央選手、井口資仁選手、城島健司選手、岩村憲明選手、筒香嘉智選手と多士済々です。

しかし、メジャーで活躍した野手はいますが、残念ながら『ホームランバッター』としては誰もメジャーに対抗できなかったのが現実です。

日本で50本打ったことのある松井秀喜選手ですら、メジャーでは『中距離打者』でした。

『日本人には無理なのかな』と思わせていた領域でしたが、大谷選手がそれを見事に打ち破りました。


大谷選手は、今までの日本人のメジャー野手の中で、最高級ではないでしょうか。

イチロー選手はカテゴリーも活躍年数も違うので単純比較はできませんが、『長打力』という意味では大谷選手が歴代ナンバーワンと言えそうです。


大谷選手が二刀流をやめるとしたら『投手』と『野手』どちらに専念すべきかは、議論になります。

『野手にするべき』と言っている人の多くは、大谷選手の『打力』に大きな魅力を感じているようです。

僕も『打者・大谷』には相当期待しています。





走力がすごい

大谷選手は、足が速く、高い走力をもった選手です。

ホームラン数がしきりにピックアップされますが、実は26盗塁もしています。

40本と20盗塁を同時に記録できる選手はなかなかいません。

もっと考え方を変えると、20盗塁もする投手なんて聞いた事ありません。


盗塁数だけでなく、大谷選手の走塁には、かなりレベルの高さを感じます。

『その選手の野球センスが一番表れるのは、走塁のときだ』という意見があります。

けっこう的確な意見だと思います。

走塁の良し悪しは、『足の速さ』という身体的能力だけでなく、『意識』や『走塁スキル』にもかかってきます。

くわえて、点差やイニングなどの状況判断ができたうえで、相手の守備陣形や守備力も頭に入れていないと優れた走塁はできません。

その点、大谷選手の走塁はかなりよく、走塁面からも大谷選手のセンスの良さとかポテンシャルの高さを感じることができます。




守備力がすごい

大谷選手は、野手としては外野を守ります。

日本にいるときから、ポジションはライトです。


『走力がすごい』で書いたとおりの俊足なので、守備範囲は広いです。

『投手力がすごい』で書いたとおりの剛腕なので、肩もかなり強いです。

外野からの送球の精度も高いですね。

イチロー選手のレーザービームは圧巻だったけど、大谷選手の送球も見劣りしません。


ただ、日本でもメジャーでも、大谷選手は守備に就かないことがけっこうあります。

疲労や故障予防を考慮してか、指名打者で打順に入ることが多くなっています。

これは、大谷選手の守備が不安ということではありません。

ほんとうは『守る大谷選手』も見せ場の一つですが、これ以上の負担は強いられないということなのでしょうか。

守備力が高いだけに、守備に就く大谷選手をあまり見られないのはちょっと残念です。




身体能力がすごい

大谷選手の公称サイズは、身長193センチ、体重95キロです。

日本人選手の中ではかなり身体が大きいのが特徴です。

メジャーの選手の中に入っても、小さいとは全然感じません。

しかも、肩幅があってお尻も大きく、手足もかなり長いです。

投手として理想の体型と言えます。


ただ大きいだけじゃなく、身体の強さや柔軟性も優れているみたいです。

アスリートとしてまず大事なのは、故障に強いことが挙げられます。

ここまで大谷選手は大きなケガをしたことがなく、丈夫な身体をもっていることがわかります。

あるときは剛腕投手、あるときはパワフルスイングのスラッガー。

投打であれだけハードなパフォーマンスを見せているので、パワーも柔軟性も相当高いはずです。

『地肩の強さ』も『打球の飛距離』も『足の速さ』も先天的な部分が大きいと言いますが、特別に恵まれた素材だったようです。


さらに、花巻東高等学校や、日本ハムファイターズの育成方針もよかったのでしょう。

無理せず、しかし確実に成長を遂げ、高いパフォーマンスに耐えうる身体やフォームを作り上げてきました。

そしていま、メジャーの大舞台で高い能力を存分に発揮しています。




人間性がすごい

大谷選手は、人間性も優れています。

大谷選手の人柄の良さは、いろんな場面で耳にします。


メジャーでチームメイトに可愛がられている様子はたびたび見かけます。

『性格は顔に表れる』と言いますが、大谷選手の顔からは、性格の良さが存分に感じられます。

屈託がなく、『虚栄心』だとか『利己』だとか、ふつう人間にありがちな陰の部分というものがまったく見られません。

本物の好青年です。

大谷選手は『笑顔がかわいい』とよく言われますが、単にイケメンという意味でなく、心の綺麗さが大谷選手の笑顔をさらにかわいく引き立てているからだと思います。

私利私欲なんてなさそうです。

大谷選手に『私欲』や『野心』があるとすれば、『野球の実力を上げたい』『さらに高いステージに上がりたい』というような求道的な部分でしょうか。その方面への意欲はものすごく高そうです。


大谷選手の取り組み方や考え方も、立派です。

これは、野球界のみならず、多くの学生・生徒や社会人にも参考にされています。

一般的に、目標設定のやり方として『マンダラート』というツールがあります。大谷選手が高校時代に作成したマンダラートは、いろんな業界の人が参考にしているようです。自己啓発本で見かけたことも何度かあります。

僕も、大谷選手の真似をしてマンダラで応援団の目標を作成したことがあります。


他面、大谷選手は『おススメの書籍』を紹介するなど読書家としての一面も見せていて、人間的魅力にも大きな幅があることを窺わせています。




まとめ

大谷選手が『二刀流』としてプロ入りして、9シーズンが終わります。

2021年の今季、残念ながらホームラン王のタイトルは獲得できませんでしたが、タイトル争いの主役の一人として、存分な活躍を見せました。


大谷選手はいま27歳。

一般的に、野球選手がもっとも成績を残せる『アスリートとしてのピークの年齢』に差し掛かってきました。

来季以降、タイトル奪取に向けて、そしてさらなる成績の向上に向けて、大谷選手には今よりもっと活躍して欲しいです。


今回は大谷選手の良いところを思いつくままに書いてみましたが、ふと、『僕自身が大谷選手を何かで上回れるのだろうか』という疑問が浮かびました。

メジャーのトップ選手なので『運動全般』に関しては比較にもなりませんが、それ以外の面でも、僕は何か一つでも大谷選手に勝てるものがあるのだろうか?

これも『思いつくまま挙げてみよう』と思いつつ、しばらく考えても一つも思い浮かばないので、いつか何か思いつく日が来るのを待ってみることにしました。


あ、僕はペン回しが得意です!

大谷選手はどうですか? できますか?笑


以上、『メジャーで大活躍!大谷翔平選手のすごいとこ思いつくまま挙げてみた』でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。